主要都市

ここではニカラグアの主要都市を簡単にご紹介します。

マナグア

ニカラグアの首都。マナグア湖(先住民の呼称でソロトランXolotlan)の南岸に位置します。マナグアの意味はナワトル語で「水面の広がる地」とされます。低地に建設されたため気温は28℃から32℃にもなります。中央アメリカ諸国の中では最も暑い首都とされます。また断層上に創設されたためしばしば大惨事に見舞われます。歴史に残る大地震は1931年と1972年に起こりました。その他1998年のハリケーン・ミッチでは多大な犠牲者を出しました。ニカラグアのほぼすべての産業が集中しています。同市の北部には海外との窓口アウグスト・セサル・サンディーノ国際空港があります。

           

グラナダ

マナグアの南に位置します。気温は18℃から23℃と過ごしやすいためスペイン人の入植が多く西部県のレオンと共に発展しました。街はよく整備されておりカテドラルなど伝統的な建造物が見られます。また近くにはサメが棲むニカラグア湖やモンバッチョ火山自然公園、ラスイスレタスと呼ばれる300もの小島など美しい自然があります。そのため観光地として人気が高く、ホテル、レストラン、手工芸品店、スペイン語教室、ツアーなど海外旅行者向けのサービス産業が発達しています。

           

リバス

     

太平洋とニカラグア湖に挟まれる都市です。近郊にはオメテペ島やサン・フアン・デル・スルといった有名な観光地があります。低地のため気温は26℃から38℃となっており大変蒸し暑いです。スペイン統治以前はニカラオ(またはニカラグア)と呼ばれる酋長がこの地を統治していたため、この地域のことをニカラグアと呼ぶようになり、のちにそれが国名になったとされます。近郊にはサーフィンに最適なビーチやウミガメの産卵を見るツアーもあり、スポーツや自然を満喫したい観光客に人気があります。

           

チナンデガ、レオン

マナグアの北に位置する都市です。太平洋側。気温は27℃ほどですが、ニカラグアで最も暑い地域とされます。1950年代の綿花栽培による森林伐採が原因だと言われています。スペイン統治時代は多くの教会や建造物が建てられました。近くには2001年にユネスコによって世界遺産に登録されたレオン・ビエホLeon viejoの遺跡があります。レオン・ビエホはニカラグアにおいて最も繁栄した町でしたが、火山噴火のため現在の場所に遷都されました。統治時代初期のようすがわかる貴重な遺跡です。チナンデガは近年開発が進んでいる都市の一つであり、近くのコリント港にはリゾート施設が誕生しました。

     

オコタル

北部の都市です。緑地が広がります。また起伏の多い地形です。気候は乾燥していて涼しく過ごしやすく、気温は27℃ほどです。この都市は、スペイン統治期の初期の闘い、サンディーノ率いるゲリラ戦、サンディニスタ軍と反政府軍(コントラ)との戦いなど常に戦いの舞台となりました。農業にはあまり適さない土地ですが、大理石、オパール、黒曜石、石英といった鉱物資源や、オーク、マツなどの森林に恵まれています。しかしながら森林伐採の問題は深刻で土壌の浸食も進んでいます。近郊のエステリには当会と協力関係にあるフンダシオンスペレモスが活動しています。スタディツアーでは毎回訪れています。

           

マタガルパ

     

ニカラグアの北部に位置しています。山が広がり人口は少ないです。気候は涼しく過ごしやすいです。以前はマタガルパ族、スモ族やミスキート族も暮らしていました。コーヒー栽培と美人が多いことで有名です。また近くの町セバコは農業が盛んで市場には新鮮な野菜が並びます。

           

フイガルパ

ニカラグアの中部に位置しています。フイガルパとはナワトル語で「偉大な街」を意味します。ニカラグアで最も良好な考古学博物館を有しています。農業や牧畜に適しています。

   
 
 
 

ニカラグア