1/17 ゴレ島でバカンス

 今日は丸一日空いたので、船で30分のところにあるバカンスの島「ゴレ島」に一泊することにする。しかしお金がないのでキャンプである。

 ゴレ島はフランス人の避暑地として古くから栄え、治安もよく快適なところである。しかしそれはお金があればである。

 ゴレ島に着いたはいいが、島を見て回るには30分もかからず、昼食のハンバーガーは食べたが後はなにもすることはない。お金があればダイビングやフィッシングなど楽しめるようだが、僕らはただポーッとするだけ。魚釣りをする地元の子供を見て時間をつぶす。
 こんなもったいない時間の使い方は日本ではできないだろう。

 やっと夕方になり、テレビのあるレストランを見つけて7時に入る。パリダカニュースを見るためだ。店員に言ってチャンネルを変えてもらいパスタを食べながら仲間を捜す。結局今日も映らなかったが、店員は僕らが選手だと知って喜んだ。

 空も暗くなり、昼のうちに見当をつけておいた芝生にテントを張る。
 この島でテントを張る人もいないだろうと思いつつ中でのんびりしていると、ある黒人が近づいてきた。
「ここは俺の土地だから・・・???」と何か言っている。
 僕らの事情も話してみると、
「ここはキャンプしてはいけないが、僕の土地だから僕の友人だと言って警察の許可してもらうよ」と、ここでも親切にしてくれた。

1/18 サンガリー家で食事

 今日はサンガリーの家に昼食に招待されている。船でダカール港に戻り、ダカール駅に向かう。正午、サンガリーが車で迎えに来てくれ、家に向かう。

 今日はおばあちゃんも来ていて盛大に迎えてくれた。おばあちゃんはフランス人、奥さんはハーフ、子供はクオーターになる。サンガリーは全くのアフリカ人だ。

 アフリカの食事をいろいろ出してくれた。
奥さんのお兄さんはパイロットで日本にも来たことがあり、大仏の置物があった。しかし亡くなったそうだ。それでおばあちゃんは日本に興味があり、いろいろ話をした。

 夕方まで話しも盛り上がり、お別れとなった。最後にみんなで写真を撮って、日本から必ず送ると約束した。

 今日はメルディアンに1泊。やはり落ち着く。明日はみんなのゴールだ。