12/13〜15 ホテル地下での改造作業

朝は明るくなるのが遅く、9時頃だ。そのころに地下に入り、夜まで作業をしていると一日太陽を見ないことになり、結構つらい日々に。また暗いため、懐中電灯や作業灯を付けての作業になった。

まずは日本でできなかったフォグランプやホーンの配線。あと消化器の取り付け。消化器は手動式のものと、オートマチック式を取り付ける。オートマチックは室内・外のレバーを引くとエンジンルームとコックピットに噴射するようにパイプを配線する。
あとはそれぞれの車でやり残していることを行っていた。

途中でレギュレーションで不明な点がでてきて、主催者T.S.O.に何度か聞きに行ったりしていたら、フランストヨタを紹介してもらい細かいことも聞くことができた。またそこの紹介でユベールというパリダカ等のレースのコーディネーターを紹介してもらい、僕らのマシンを見てもらった。すると、ロールバーの固定が甘い、マッドフラップが短い、シートの固定が少ないなどこれでは車検に通らないと言うところがいくつもでてきた。するとユベールはそれらを全て直すという話を持ちかけてきた。結局1台につき約20万円程度でガレージも提供して車検が通るまで全てを面倒見ると言うことだった。金額的には高かったが、車検に通らなくては来た意味がないのでやってもらうことになった。

この日にチーム代表の金森さんも到着し、この話が決定。そのガレージに早速車を運ぶ。するとそのガレージの持ち主はパリダカを始め様々なラリーやレースの車バイク作り、設備も十分なものがあった。明日からはここで作業だ。

12/15〜20 第2陣到着 ガレージで作業

 15日に第2陣到着。これで選手はそろう。
ガレージは車で30分以上かかり、ユベールの車とラリーカー1台で行き来するので1台ひとりしか行けない。交代で作業に行き仕上げる。

 ホテルの方では、チーム「サムライ」の人たちが数日間泊まりに来て過去の経験談やナビゲーションのこつなどを教えもらった。特にナビについては誰も経験者がいなかったために勉強になった。

もうひとり助っ人、過去にバイク・四輪・プレスとしても出場し、世界中のラリーやツーリング用のバイクを制作している藤崎さんがプレス2号車の運転手として参加。これから先最も心強い存在となった。

20日最終日には、全員でガレージに行き残りの作業とスペアパーツのの仕分けと積み込み。
 最後には、ユベールとガレージの持ち主ベルナールが前祝いだと、シャンパンを用意してくれて乾杯。作業中は意見の食い違いで喧嘩もしたが本当に感謝。

ホテルに戻ってからは、その他の荷物の詰め込みやステッーカーの貼り作業。朝4時出発なのでほとんど徹夜になった。