衆議院選への想い
拝啓 9月に入りましても30度を越す酷暑が続きますが、お元気でいらっしゃいましょうか。 大変ご無沙汰致しておりますが、お変わりありませんか。 私は、地元の美容専門学校長のかたわら、福祉団体代表、環境団体の事務局等々にかかわりつつ、今年2月、8月と1700名、1300名の皆さんにご参集いただいての教育講演会の開催、恒例の宝塚歌劇・観劇一泊旅行(10月8,9日)年数回経営者の皆さんに集まっていただいての定例政経文化セミナーの開催など、結構忙しくさせていただいています。 さて、今回(9月11日)の衆院選についていろいろな方からいろいろな形で声を掛けられました。又地元の市会議員から少し推薦ハガキを依頼され、皆様の方へ出させていただきましたので、今回の衆院選挙、国会議員のあり方について私の考え方を皆様方にお伝えしておきたいと思い、お手紙をしたためた次第です。ご理解いただければと存じます。 今回の衆院選については、私は地元の人は誰も具体的な支援等は行わず、民社党時代からの同志であった西村真悟、名古屋の河村たかしなど数名の人の所へ陣中見舞いに出掛けるだけと決め、先週横浜へ、3日堺へ、5日夕河村たかし事務所へ出掛けました。 私は、政治家の任務は地球に生きる人々の生命を守り、そこに住む人々をちゃんと生きていけるようにすることが大前提だと思っています。 その中で国会議員は国家を考え、国防を考えるべきで、それを考えないで目先の利害ばかりを考えているような者は、議員になるべきでないと思っています。 私は、大学時代から中国史を専攻し、香港大学へ2年間留学し、中国へもよく出掛けるのですが、中国人はなかなか好きになれないが、でも小娘ではあるまいし、好き嫌いで中国と接してはいけないと思っています。中国は今、奥地で暴動が起き、環境破壊が進み、中国の国そのものが崩壊寸前です。中国の崩壊は日本にも大きな影響を与えるし、日本としてもいろいろな角度から中国を支援する必要が出てくると思います。 勿論、中国べったりのバカな政治家と異なって、言いにくいことをはっきり言って、時には喧嘩をする必要もあります。 戦後60年、そろそろ日本人が失ってきた日本の文化、習慣、伝統を再認識し、道徳、信仰心、歴史教育の必要性を再認識する時に来ていると強く感じています。 今日の日本の繁栄は、日本の伝統、文化があって始めて築かれているからです。「日本国民の信念と文化」が土台にあって、国家と国民の安泰と豊かさがあるのです。 以上の観点から私は、きちっと時代認識のある人が国会議員になるべきだと思っています。 私も数年前、石原都知事の石原新党が水面下で動いていた時は、東京の石原勉強会にも呼ばれて上京したりしていましたが、小泉ブームでそのときはチャンスがなくなりました。今後どう政局が動くかわかりませんが、今回の解散劇をみていますと、国会議員の地位が大変もろいもので、哀れささえ感じました。政界再編、混乱が大きな時は政界も老荘青で、私などの出番があるやもしれずですが。 今の小泉政治は小さな政府といいつつ、実態は官僚が確実に力を持っています。 こういう状況の中ではむしろ、地域の中で具体的な行政の合理化、学校における歴史教育の充実、環境問題に取り組んでいった方が実効が上がるのではないかと思うのです。 国がなかなかやれないことを地方が先行する。 閑話休題、今回の選挙で誰を10区で選ぶか悩ましいものがあります。江崎氏には、今まで国家を感じたことがない。杉本氏は、いろいろな人が私の所へ連れて来られたが、今一つわからない。小選挙区は1対1の戦いです。結論として、将来はわからないが、今回はベストでなく、ベターということで杉本氏(早大の後輩)に一票を投じようかということで、長いお付き合いの皆様方の何人かの方に、このお手紙を差し上げた次第です。 私としては、長い同志である西村真悟、又自民党の安倍晋三氏など、きちっと日本国の主張の出来るメンバーで、政党が出来ることを強く願っています。 以上心中おくみとり頂ければありがたく存じます。 敬具 森 治央 拝 (治男改め) 平成17年9月吉日 |