2002年11月の近況報告
拝啓 例年になく寒い11月の始まりですが、風邪などひかれませぬよう、お元気でお過ごし下さい。 近況報告も本年あと2回となりました。大変な不況の中ですが、お陰様元気で日々を過ごさせていただいております。 10月は月の半分しか一宮にいない、よく出掛ける日々が続きましたが、11月も随分多忙な1ヶ月となりそうです。 11月までは土曜、日曜は全てつぶれています。(土曜は訪問介護員養成講座です) まず10月8日、河村たかし代議士と久方ぶりに会って懇談の後、中村慶一郎、徳田虎雄氏より北朝鮮と政界、とりわけ小泉首相の石原都知事つぶしの話を聞く。 11日より18日まで娘の留学先のブリスベンへ家内と出掛けました。(結婚25年となります) 娘のホームスティー先のご主人が云っていました。「小泉首相、色々云っているけど具体的に何もやってませんね。これからどうですか」と云ってました。いやオーストラリヤ人でもよく知っているなあと思ったものです。(カンタス航空勤務の人です) 20日は息子の高校の説明会で終日名古屋。25日は山形県長井市へレインボープラン(命と循環、生ゴミの肥料化)の見学に行ってきました。 38歳の3名の農民が始めた市民運動に行政がのり、長井市の一大産業となっている現実を見てきました。リーダーの菅野芳秀氏の話はまことに感動的でした。 循環とは千年、万年に一度の大転換機と思うとのこと。今の生産のスピードに疑問が投げかけられているのが今。だから誰も今に自信がない。誰も方針を示せない時代だから自分たち一人一人で考え行動する。その一人一人の小さな流れが大方針となる。 更に地域作りはいいとこ集め、批判と反対からは地域作りは生まれない。など人間の生き方にまで言及した感動的な一時でした。 その後学校の慰安旅行で伊豆稲取に一泊して帰ってきました。 11月2日(土)5年目に入る定例政経文化セミナーを開催しました。講師は河村たかし代議士でした。税金に対するチェックが議会の最大の役割。その観点から様々な今日の行政に対する批判がありました。 私は思うのですが、つまるところ一度既成政党と官僚機構を壊すところから改革は始まると思うのです。つまり織田信長、坂本竜馬のような革命家が現れないと、と思うのです。 信長が延暦寺の僧だけでなく、女も子供も全て殺せといったのは、当時の僧のモラル・ハザードに対する対応だった。つまり象徴だったと思うのです。今の政治、経済、行政に携わる人たちは責任をとらないという意味でモラル・ハザードと思うのです。そういう意味で政界はまさに再編しかないと考えています。そういう意味で石原都知事は今いる中での天才だと思っています。 どうなっていくか、あせらず動きを見ていきたいと思います。バタバタしたところで何ともならないのですから。 11月も又度々上京等よく出掛けますが夢を持って頑張ってまいります。 どうぞよろしくお願い致します。重ねて風邪などひかれませぬようお気をつけ下さい。 敬具 森 治男 拝 平成14年11月11日 |