2006年1月の近況報告
拝啓 改めまして、新年明けましておめでとうございます。私が年頭にあたって思っていることは、年賀状に書かせていただきましたが、更に想うところを近況報告として書かせていただきます。本年もどおぞよろしくお願い致します。 さて、お正月でありますので、元民社党委員長塚本三郎先生の門松の話を冒頭に述べさせていただきます。 塚本先生は、仏教、特に法華経に大変精通して見える方で、私自身今も時々お付き合いをさせていただいているところです。仏教では慈悲、誠、堪忍、この3つの行いを「三徳」と称し、釈尊の溶く7千余巻の教典も所詮この「三徳」の行いに尽きるといわれているそうです。この「三徳」を形で表現したのが、正月に飾る松竹梅である、門松。 ○「慈悲の松」とは、相手によって姿を変えない姿、普通の木は春、夏、秋、冬気候という周囲 の寒暖によって顔色を変化させるが、松は年中青々としている。 ○「誠の竹」相手が斜めに切り込んでも、こちらは真っすぐに受けて立つ。竹は斜めには割れな い。人の心もかくあれと。 ○「堪忍の梅」寒梅は、他の花に先がけて、寒さに堪えて美しい花を咲かせる。人間の偉さは堪 忍の有無である。 門松も単なる飾り物なら、床の間に飾るが、わざわざ門口に立てるところに意義がある。 年の始めにあたり、私も徳の高い人、徳の高い国家、地域社会の為、前進したいものです。 ところで、12月の近況報告ですが、昨年は忘年会が殆どない12月でした。ただし、1月の新年会は多くて15、6回あります。12月3日、4日と唐戸市場などで勉強会に出掛け、その帰り柳井市の河内山市長と懇談、その日の夕方、尾道市まで移動、百マス式計算等で今、新聞、テレビ、雑誌などでさかんに取り上げられている、土堂小学校の陰山校長と夜9時近くから居酒屋で一杯飲みながら、学力向上等について語りあう、いずれ恒例の教育講演会に講師として一宮にお越しいただくお願いもする。 学力向上運動の出発点は、家庭の空洞化をなくすことから。企業の経営者は週一回、家庭に父親を帰す日を作って欲しい、との言葉は印象的でした。 柳井市長の話の中で印象的だったのは@行政コストは3割削減出来るということA議員への根回しは一切しない。市民に訴えて行政をするということの2点でした。 19日には、母校早稲田大学大学院へ出掛けました。明年大学院で学ぶかどうか相談する為、友人が上京するようにすすめてくれたからです。これは時間的な問題と資金的な問題から今年は無理との判断です。でも生涯現役。松下幸之助ではありませんが、常に学ぶ姿勢を持って、みずみずしく生きたいと念じています。 20日からは、学校の関係とお世話になった皆様の所へ挨拶回りで多忙な年末でした。1月は4日から仕事始めですが、6日には民社協会に入れていただいたので新春の集いがあり、久方ぶりに旧民社の皆さん、労働組合の皆さんとお会いすることになります。 8日、9日と中国社会科学院の日本研究所の幹部2名が、伊勢の皇學館大學に短期留学されたので、その成果をお聞きしようということで、伊勢の修養団に一泊研修です。 19日は今話題の人の一人、五日市剛氏の講演会、易の会での伊勢参拝と続き、31日〜2月1日にかけて市の財政問題を検討する合宿を、業績の好調な会社の経営者を交えて行う予定です。 その他、福祉の会、環境の会、学校関係の会の新年会が入っています。陳情を受けて大阪へも出掛けますので、忙しい1月となりそうです。 皆様とは民社時代からの長いお付き合いの方が多いのですが、冒頭の「慈悲の松」ではありませんが、皆様の変わらぬご後援に心から感謝しつつ、大いに頑張ります。゜身をすててこそ浮かぶ瀬もあり゜と思っています。 本年もどおぞよろしくお願い致します。 敬具 森 治央 拝 (治男改め) 平成18年1月10日 |