2005年11月の近況報告
拝啓 晩秋の候とはいえ、暖かな日が続いております。我が家の柿の実がみごとに色づいています。どおぞ日本の秋をお楽しみ下さい。 10月は、久方ぶりで東京へ出掛けました。5・6日と一泊で15名程で続けています、進路研究会への出席と学生時代の友人、先輩と会って会食したりして来ました。 進路研の今回の講師は、元危機管理室長前近畿管区警察局長の話で、日本の治安に関する話で、高級官僚出身の割りには極めて率直でバランスのとれた、決して思い上がった気持ちを持たないということに心がけ、部下にもそのように指導してきたという人でした。 こういう人と接するとやはり、政治家の質の向上が切に望まれます。勉強会の後、皆で居酒屋で一杯やりました。この人間関係を又どこかで生かしたいものです。 更に8・9日と恒例の宝塚一泊のバス旅行に行ってきました。明年春又予定します。是非男性の方もご参加下さい。感動します。 又、学校の行事としては、゜和゜日本の伝統をテーマにした文化祭がとても感動的でした。(22日)若い子達が、日本の歌舞伎など伝統文化を前向きにとらえ、自分達の手で着物を縫ったりする姿を見ていて、いいとこあるなと感動したりしました。中高年の方が大いに考えるべきこと多しと思ったりしています。(今時の年寄はです) さて、いつも中国、朝鮮半島、ロシアなど迷惑な隣人のことを記していますが、今回はアメリカにからんだことを述べてみたいと思います。 昨年来、フジTV、TBSTVはじめ多くの企業のっとりの話題がマスコミに登場、バカな日本人に一部は、それらの人に賛辞さえ送っています。(裏でハゲタカが暗躍している) 日本の金融自由化につけいったアメリカは、目前の利益追求が本流で、日本の堅実で地味な経営を株主軽視と批判しています。 郵政民営化もアメリカから強く要求されてきた部分もあります。歯止め(株式取得の)をかけるなどの防衛策をとるべきです。(ニュージランドは民営化後、完全にアメリカの゜はげたか゜の支配下に入ってしまったといわれます。) ハイリスク・ハイリターンという言葉で日本人の倫理感が破壊され、金融戦争によって、日本人の勤勉さ、物作りの大切さ、が失われつつある。 私の友人がかつてBMG・ヴィクター(アメリカ系)と共に経営危機の状況で、やむなく数年間共同経営をしていた。その時、その友人は私に言った。「彼らは芸術家でなく、通行人だ」決算も半期どころか、4半期でぼってくる。とても彼等と音楽活動などやってられないと。 今、彼等はBMGとわかれて、苦しいながら独立して会社を作り、いい音楽を作っている。 日本は外交、防衛にとアメリカとの連携を保っていくことは、基本であるということを前提としつつも、アメリカも、中国も、ロシアも全て自分達の国益を基本において、様々な戦略で日本に迫ってくる。 日本の政治家、官僚は勿論のこと、国民もしっかり日本の外交、防衛、国益を考えて欲しいものだ。 民営化への流れが決して公共、国家を軽んずることのないようにしていかなければならない。 そのことを強く訴えたい。 尚、11月は秋ということで、早大一宮校友会などのグルメ会、専修学校の研修旅行、結婚披露宴などの行事が多くあります。 又、11月26日は私の友人、若宮清氏を講師にしてのオンブズマン愛知総会、、11月28日には定例の政経文化セミナーを行います。講師は、日本人で唯一中国の国家栄誉賞をもらわれた、水野泰治氏です。 中国をよくご存知なので、日本のバカな役人や政治家のように、中国べったりでなく、きちっと中国とつきあってこられた方です。若い頃は、アメリカで映画の仕事をしてきた方です。面白い経歴の方です。是非、セミナーにご参加下さい。何か又お役にたつことがあると存じます。 暖冬といっても朝夕は寒く、風邪もはやっており、治りが悪いようです。十分お気をつけ下さい お世話になります。 敬具 森 治央 拝 (治男改め) 平成17年11月8日 |