2005年10月の近況報告

 拝啓 酷暑がいつまで続くかと思っておりましたが、10月が近づいて来ると共に、めっきり秋らしくなって来ました。゜もう秋、昨日は夏だった゜そんな詩の一節が思い出されるこの頃ですが、お変わりありませんか。
 さて、9月の近況報告はなんと言っても衆院選挙です。既に私の衆院選への想いは、皆様にお伝えしたと存じますが、終わっての私の感想などを述べたいと思います。
 選挙そのものは、小泉さんに誰か振付師がいて、よく考えて選挙という戦いを上手にやったと思います。中西輝政京大教授が文春10月号に書いていたように、まさにイギリスの1922年から始まる、自由党ロイド・ジョージ内閣と全くそっくりそのままの選挙でした。公認を英国ではクーポンというそうですが、刺客にクーポンを与えて斗ったところまで全く同じ。劇場型の状況を作り出したのも同じ。しかし、1929年自由党は消滅しましたが、さて、自民党はこの先どおなるのでしょうか。強い刺激がないと国民は、これから政治に関心を示さなくなるだろうと思うのですが。現在の日本を見る時、私達は冷静に国の有様を考えて行かなければと強く思っています。
 小泉首相が改革を唱えて走って来た4年間で、具体的に何が動いたのでしょうか。
郵政民営化に関しては、すさまじい突進力を示したのですが、その前の4年間は、私から見れば不信と疑念を強く持っています。官僚の力が強くなった。今回の選挙を見ていて、皆、郵政改革を唱えているのだが、今の政治家達は、国家という゜土性骨゜が身体の中に入っていない。瑣末な問題で、口から出まかせという気がしてなりません。
 郵政以上に重要な「外交」「防衛」「年金」「税・財政」が全くおろそかにされてきたという、強い小泉不信、政治家不信があります。
私がいつも言っているように、国家と防衛を考えぬ者に、国会議員をする資格は無いと思うし、今日の対米、対中、対韓関係などは全て、それぞれ各国の内政問題です。国内がうまくいってない為、日本にいろいろ国民の目を向けさせたり、日本国民のたまっているお金をどう日本から引き出すか、ということです。反日運動も、アメリカが小泉首相に郵政民営化を強く求めたのもそういうことです。
 ここで、日本人がもっと考えなければならないのは、日本をどおするか。どお守っていくかを基本に考えなければならないと思うのです。(日本人を)
 次の選挙は、自民党が大きく後退すると思うのですが、拉致問題を含め、きちっと国家観のある人々で、きちっと政党の再編をしなければならない時に来ていると思います。
自民党も小判ざめの様に、公明党とくっついているのではなく、それぞれの理念の中で動いていくべきだと強く考えています。
若いだけで政治家に選ばれる、それが今の時代のようですが、経験は金で買えません。若さも大切(西村真悟代議士曰く30代、40代の老人もいれば、50代、60代の青年もいる。)ですが、壮年、老年のコントロールもこれからの時代、大切だと思うのです。(自分が50代末というからではありません)
 税制のあり方によって、いかに日本人が卑しくなったことか。役人の天下りもつまるところ税制です。(退職金は所得税の最高65%なのに、20%と低い)だからいくつもの天下りがある。
教育問題も古い教育を受けてきた人の考え方を是非、受け入れなければと思います。
 アメリカも英国も、日本の戦前の教育制度を研究し、大いに取り入れてきたetc。
10月は久方ぶりに上京します。前近畿警察局長を講師にした、進路研究会があり、その他、大学時代の先輩、後輩などと会ってきます。(5,6日)
又8,9日と宝塚歌劇と塩田温泉一泊のバス旅行に出掛けます。又高校同期の会が2つ、グルメ会など、秋ということで、皆さんと出掛けることも多くなりそうです。
 時間を見つけては学校が終わった後、これと思う人を訪ねていこうと思っています。なにかありましたら又是非声を掛けて下さい。
お世話になります。
                                                      敬具

                                                 森  治央 拝
                                                   (治男改め)
 平成17年10月5日