2005年7月の近況報告
拝啓 空梅雨が続いておりましたが、7月に入ると同時に大量の雨の様子、水ガメもカラカラであっただけにホッと一息です。一宮の場合は、地下水を使用していますので、雨が降らない時でも制限はありませんが、水も大切にしたいものです。 中国では、北京あたりでさえ100m近く井戸を掘らないとダメですし、アメリカ西南部の農業生産地域が、水位の低下により、食料生産がどんどん北上しているとのことです。エネルギー資源を求めて、アメリカとイラクの戦争、日本と中国の国境紛争が続きますが、それよりもっと人間が生きる為に必要な、水と食糧をめぐる動きが心配です。 中国黄河には実は水が流れていません。中国の砂漠化がどんどん進んでいます。世界の工場といわれる中国は、環境面からたちゆかなくなる可能性が大だといつも思っています。 実は今月14日から8日間、中国は西安、敦煌、ウルムチと旅をします。一昨年は環境問題をテーマに重慶まで旅しましたが、いずれ内蒙古、チベットと旅したいと思っています。 いずれ中国は、五星紅旗の国旗が示す如く、5つの民族国家に分裂する可能性大だと思いますので、是非5つの民族の生活する地域を見ておきたいと共に、中国とは好き嫌いは別にして、よく学んでおくことが必要だとの思いから、是非これからも旅をしたいと思っています。逃げるわけにはいきませんから。 「外交は血をみない戦争」といわれます。日本をとりまくアメリカ、中国、ロシア、朝鮮半島それぞれに様々な課題を抱えています。 今一番の話題である、郵政民営化も小泉・竹中がアメリカで失敗した郵政民営化を押し付けられ、日本最大の貯蓄を狙うアメリカの"コンタン"みえみえですし、中国は「はしたないことをやっている」と諸外国から公言されるほど、日本の常任理事国入り阻止に動いています。(常任理事国入りに私は賛成ではありませんが) 朝鮮半島も過去、自分の国が中国、ロシアに何をされたか、忘れた如く、自分たちの政権維持の為に反日を訴えています。「話し合ってお互いが譲歩出来る相手ではない」ことを、日本及び政府はしっかり腹におさめておくべきです。 中国は過去、国境を接する全ての国と紛争をおこして来ました。日本がきちっと対応しないと、次はアセアンの国々に波及することをみておくべきだと思います。 先日もある宗教団体の幹部の方に、戦争中の中国の状況を伺いました。この方は5年間中国で戦っていた経験のある方で、南京攻略から最後徐州にいたとのことですが、当時南京虐殺どころかむしろ中国人に頼まれて、治安維持に大変だったし、一ヶ所にじっととどまることなどなかったとのことでした。国共内戦の為むしろ、日本軍が平和維持にあたり、終戦になっても国府軍に頼まれてしばらく共産軍、盗賊と戦っていたとのことでした。30万人を殺したなどありえないと断言してみえました。 今月も時間があるといろいろな方の所へ伺ったり、読書に努めています。又28日には、定例の政経文化セミナーを開催しました。小さな会をいくつか継続してすすめていきたいと思っています。 尚、7月5日に8月27日に予定しています、夜回り先生の案内が出来てきますので、愈々チケットの配布に忙しい毎日がやってきます。 中国への旅もあり、なかなか大変です。中国旅行は、中国社会科学院日本研究所副所長の崔先生が一週間案内して下さいます。(対日政策作成にも携わっている方です)大いに議論しつつ、有意義な旅にしたいと思っています。又ご報告いたします。 教育講演会の声かけの方もどおぞよろしくお願い致します。 大変厳しい暑さが続きます。くれぐれもお身体大切にお過ごし下さいませ。 敬具 森 治央 拝 (治男改め) 平成17年7月5日 |