2005年2月の近況報告

 拝啓 晩冬の候となり、厳しい寒さがやってまいりましたが、皆様には風邪など召されぬようお元気にてお過ごし下さい。
 さて、1月は夜、会食することの多い日々でした。同級生、教え子、学校関係等々です。又私が顧問をさせていただいている会で、恒例の伊勢参拝にも行って来ました。(ばったり西村真悟代議士一行と内宮で一緒になりました。)
 22、23日と松山へ志ネットワーク「坂の上の雲の」講座に参加してきました。かつての同志であった小野晋也代議士、又父上がかつて民社党の代議士であった、中村市長との懇談の時間も持ちました。近代日本を考える上でも、地方自治を考える上でも、とても良い機会でした。
私は前にも申しましたように、これからの日本の国づくり変革は、地方からだと思うのです。先ず小選挙区制になったこともあり、国政に人物が出にくくなったこと、戦後の体制が動脈硬化を起こしているが、その改革が出来ない。今はまさに幕末と同様の状況にあると思うのです。
中央の役人が自分に厳しい改革は出来ません。
 江戸時代の寛政の改革にしても、天保の改革にしても自分たちの体制を守り、強化する為の改革であって、時代の流れとは別の物であったのですが、今も同じことが言えると思うのです。
明治維新も地方からのもりあがり、改革の波でした。そういう意味で地域でどれだけの行動がおこせるかが今日本国にとって、とても大切なことだと思います。
 私は今年59才(犬年)、元松下政経塾塾頭の上甲氏がこれからは“大きくすること”“伸ばすこと”“広げること”は価値感としては古いと言ってみえました。これからの価値感」は「掘り下げること」「極めること」「深めること」「成長の価値感よりは成熟の価値感」「若さより老練」「知識より知恵」と言っておられました。価値感を変えれば大きなチャンスの時代、私もずい分、齢を重ねてきましたが、上に述べた意味で更に頑張って世の為に微力を尽くせればと思っているところです。
 2月6日は愈々義家弘介先生の教育講演会です。大変多くの入場者が見込まれます。この3ヶ月随分多くの皆さんにお願いして来ましたが、成功裏にそして安全に開催出来るようにと念じているところです。もし皆様の中で講演会にお越しになられる方がありましたら、お早く起こし下さい。
市民会館の職員の話ではおそらく朝から行列が出来るのではないかとのことでした。私たちは9時に市民会館に行っておりますのでお声を掛けて下さい。
 元気に活動が出来、政治事務所が維持できているのは、まさに会員皆様のご後援のお陰様です。心より感謝しております。どおぞ皆様もお元気でご活躍されますよう心からご祈念申し上げております。

                                                       敬具

                                                 森 治央  拝
                                                   (治男改め)
 平成17年2月5日