2004年12月の近況報告

 拝啓 この近況報告もずい分長くなりましたが、早いものでもう16年最後の報告となります。
この近況報告のおかげで、常に日本を取り巻く様々な問題に関心を持って居られる事は、私にとってありがたいことです。
 この近況報告の他に、年数回定例政経文化セミナーを既に10数年続けていますが、これも毎回素晴らしい講師をと心がけているおかげで、これまでいい出会いがあって、これも自分自身にとって本当に良かったと思っています。
 さて、この頃私にとっての大きな関心のひとつは、中国との関係です。
中国の日本に対する姿勢に、日本の政治もマスコミも、きちっと反論出来ないことに対して、もう少し歴史を勉強しろよ、と強く思うのです。
 政治家は、人間的な部分で、情とか感性がすごく大切だと思うのですが、それに歴史認識、哲学が欠けていてはダメだと思うのです。
 中国は、日本が軍国主義化しているとさかんに攻めます。でも中国は日本以上に軍事国家を形成しています。又先日胡主席が2005年は「反ファシスト60周年」であることを小泉首相に強調した旨の新聞記事が出ていました。
共産党一党独裁国家中国の主席が、民主主義国日本の首相に、よくぬけぬけというものだと思いました。
 靖国神社の問題にしても、江沢民主席の時代の反日教育の頃からさかんに中国が政治的に利用しだしたものです。(以前、靖国問題はなかった)まして今日、中国内部では党、政府の独裁政治に対する腐敗等の国民的反発が抑えきれなくなってきているといわれ、これが対日諸問題の原因となっていると言われています。
反日を政治があおっておきながら、国民感情として靖国参拝は認められないとは、全く漫画である。
 この辺で政治家、官僚、マスコミ、自己の利益追求のみで中国に進出している商人的経済人も日本のあり方を根底に据えて考えるべき時にあると思うが、如何でしょうか。
 私は、明年1月21日から3日間、志ネットワークの皆さんと松山へ出かけます。その事前の勉強として、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を30数年ぶりに再読しているのですが、歴史をきちっと理解していくことがいかに大切かを今痛感しています。
 当時の時代状況にたってものを考えないと、大きな誤りをすることになると思うのです。
 ところで、11月の報告ですが、明年2月6日に予定しています、北海道北星余市高校の義家弘介先生の「ヤンキー母校に生きる」の講演のチケットのお願いの為、平日、休日ともいろいろな皆様にお伺いの為費やしました。2000枚以上さばかないと満員にならないので、プレッシャーを感じつつ毎日動いています。案内のチラシを同封しますので、是非ご協力下さい。
久方ぶりに選挙でお世話になった個人、団体、会社等々に出掛け、ご無理を申し上げています。まずまずの売れ行きですが、やはり2000枚以上となると大変です。
 11月は16日に民社時代の同志、西村真悟代議士を招いて、定例政経文化セミナーを開催しました。20日には、私が役員をしている会で、考え方は違いますが辻元清美元衆院議員を招いての会を持ちました。彼女は早大の後輩で、名古屋で育ったそうですが、なかなか実践活動家で話は面白かったです。くさい飯を食ってきただけあってか、単純な左ぎっちょな話ではありませんでした。一度、私の会にも招こうかと思っています。いずれにしましてもあわただしい月でした。
 愈々12月ですが、来年の講演会の為もあり、例年より多くの忘年会があります。
年賀状、カレンダーの手配、忘新年会等々一層あわただしい12月となりそうです。
忙しい方が元気が出ます。楽しんで動きたいと思っています。一年で最も忙しい12月ですが、どおぞお身体を大切にお過ごし下さい。下旬には皆様の所へ年末のご挨拶に伺う積もりでおります。よろしくどおぞ。
 
                                                       敬具

                                                 森 治央  拝
                                                   (治男改め)
 平成16年12月5日