2004年2月の近況報告


 拝啓 早いもので平成16年ももう1ヶ月が終わりましたが、日が沈むのが気持ち遅くなり、少しづつ春が来るのを感じます。あと少し冬の寒さに耐えながら、本格的な春に向かって頑張っていきましょう。
 1月は、かつてのように新年会がなくなってきて、静かな1ヶ月でした。
通常の学校の業務以外では、今年の夏休みに予定しています、市民会館か勤労福祉会館の大ホールでの教育講演会の打合会、19年春(18年度)立ち上げ予定の、社会福祉法人設立の為の、地元町内有力者の皆さんとの対話、その他の事業の打ち合わせがあった程度です。
又、1月末から2月にかけて予定していました、西村真悟衆議院議員を招いての定例セミナーは、西村代議士が昨年12月、脳内出血の為入院。もう退院しましたが、寒い今は避けてほしいとのことでしたので、3月中旬以降に予定したいと思っています。日程が決まりましたらご連絡致しますので、是非ご出席下さい。
 さて、マスコミの方をはじめ、いろいろな人が中国とのからみの流れで、鉄鋼、造船、海運などを中心になかなか活況を呈しているそうですが、日本の財政、構造改革は進んでいません。
財政破綻は時間の問題です。少しでも円から逃れて、身を守らねばと思います。
財政破綻の後に来るのは、食料の問題です。今まで日本はお金があったら大量の食料が買えたのですから。
 私は今までしばしば環境問題の重要性を述べてきました。今、世界中で環境破壊が進み、水不足が深刻な問題となっています。
私は昨年3月、環境をテーマに中国社会科学院の対日政策作成副主任と1週間中国の各地をみて回りました。副主任の出身地の北京効外でも水位は下がり、100m以上ボーリングしないと水源に届かないとのことでした。
 アメリカの穀倉地帯である中西部でも水不足で、その上アメリカの食料をおさえる大企業が種子をおさえ、肥料をおさえ、それに合う種子を作る為、遺伝子組替えをやったおかげで土地がやせ、様々な動物食品に問題がおきているのです。
 北朝鮮の食料自給率は70%、戦後間もない頃の日本も70%だったそうです。中曽根内閣のとき、自給率はぐんと下がったのです。今は40%を切っています。
中国から日本へ野菜が沢山入ってきていますが、実は中国も食糧輸入大国です。かつて毛沢東の大躍進の頃、1700万人が餓死しています。
早急に日本は食糧自給率のアップをはかるべきです。仏など戦後食糧自給率は100%切っていたのですが、今は220%の自給率です。だからヨ―ロッパ諸国はアメリカ、カナダの食糧輸入を禁止しています。
 いずれにしてもこの地域でも狭い土地の中でも、食糧を多く作れるシステムも是非考えていかねばならないと思います。゛命あってのものだね゛です。
 政治はそこに住む人々をどう守っていくかが任務なのです。いずれ私達の出番が来るでしょう。お互い様頑張りましょう。
政治への熱い想いはある意味以前より強いものがあります。皆様の変わりませぬご後援を引き続きどうぞよろしくお願い致します。                                                                                     森 治央  拝
                                                  (治男改め)

 平成16年2月5日