2003年11月の近況報告


 拝啓 愈々衆院選挙が始まりました。我が胸中の寂寥感はいかんともしがたく、夜寝ていても選挙のことが夢の中に出てきます。
 1年半ないし3年という目標に向けて、もう一度斗うとの熱い思いを秘めています。(来年末までに目標を決めて)あとしばらく、皆々様のご後援を切にお願い申し上げます。
 さて、今回の衆院選は大阪堺市から出馬している、前自由党代議士で民社時代の仲間、西村真悟氏の応援に入ることは、先月の近況報告でお伝えした通りですが、地元10区の投票をどうするかということについて、一言私の考えを述べておきたいと思います。
 私は今まで何回も政界再編を、主張して来ました。今までの再編、新党は官僚を取りこみながらの新党作りであったため、新党が出来た所で結局、中味は変わらなかったのです。一度、今の政党の枠組みを壊して、現在の政治家以外の外部のリーダーを入れた、再編でないと本当の改革は出来ないと思います。
政官財、業界の結びつきは想像を絶するものがあるのです。
 構造改革とは、日本の政治の仕組みを変えることです。
小泉首相は郵政民営化と道路公団民営化以外何も言わない。郵政民営化は改革のほんの一部にすぎないし、郵政が公社化されて郵便貯金のお金は、国債を買う資金に使われており、皆さんの郵便貯金も不良債権化しつつあるのです。
田中真紀子ではありませんが、再編が日本を変えると私は思っています。その為には、今度の選挙で連立与党が負ける所から、再編は始まると思うのです。(私は今まで中坊新党、石原新党と関わってきた)ただ民主党は官公労働組合をバックにしているかぎり、いずれ足をとられるのではないかと思っています。修羅場を知らず、駅頭での演説だけで当選してきた人の多い民主党議員の頼りなさ、殆どが2、3世議員の自民党議員達。皆「ふんどしかつぎ」の苦労を知らない政治屋稼業の人ばかりです。あまり国民をなめてはいけないと思うのです。
10区の候補も2人とも2世で苦労知らずのボンボン、金権の臭いのする人、頼りない人です。
ただ次の政局を考える時、大変悩ましいのですが、どちらかを選ぶとなると毒の少ない人の方へと言うことかと思うのです。
 地域の行政を考えても、市の予算、人事にまでうるさく口をはさまない人の方がベターだと思います。普段倫理だ道徳だと言っている人も、選挙になると金権候補の応援をする人が見うけられます。全く理解に苦しむところです。
 相変わらず、大手土建家が選挙の集会に動員されています。時代が変化しているのに。税収は限られてるのです。特定の業者以外に仕事はまわりません。
 この3年数ヶ月、毒気の少ない人が10区選出の代議士だった為、一宮、江南などの市の行政も重い雲がとれ、軽やかなムードが役所の中に出てきた、と聞いています。
そういう意味で今回だけは、民主党の候補に投票して行こうと思うのです。誠に悩ましい限りですが。
 次3年余後(私今57歳となります)の新しい政局、そして1年半後の一宮、尾西、木曽川合併後の新しい自由なムードの地域のために、是非、皆様のご理解を心よりお願い致す次第です。
(明年中には方向を決めます)

                                                      敬具
                                                森 治男  拝
                                                  通名(治央)
  平成15年11月吉日