2003年10月の近況報告
ー衆院選への対応と今後についてー 拝啓 9月中までの厳しかった残暑が一気に秋らしくなり、肌寒さを覚えることもある今日この頃ですが、本当に過ごしやすい、いい季節となりましたが、お元気でいらっしゃいましょうか。 皆々様には、今日までの変わらぬご後援とご友情に心からの御礼と感謝を申し上げます。 愈々衆院の解散、総選挙となります。 これまでご支援いただきました皆様に、今後の私の行動ならびに現在の政治に対しての私の思うところを述べて、ご理解をいただきたく存じます。 私は前々から日本国の崩壊、衰亡の流れのどん底まであと2年前後であると言ってきました。また、私は60歳までを私が政治家を目指す年齢と決めてきました(停年)。あと3年4ヶ月です。 さて、日本国衰亡の根本的な原因はどこにあるのでしょう。 それは昭和20年の終戦にまでさかのぼらねばならないと思います。 アメリカの占領体制の下、日本が国家としで主権゛ということを考えないようにレールがしかれた所から始まっていると思うのです。 高度成長下にあった頃は日本人、皆、努力する人もしない人も、能力のある人もない人もそれなりに皆豊で、日本国の国益ということを意識しなくても済んできました。様々な問題点も表面にあらわれることなく過ぎてきました。 米ソの冷戦構造が崩壊し、高度経済成長が止まり、今ようやく日本及び日本人の生き方が問われるようになって来ました。 今、日本で最もニュースになっていることを挙げれば◎北朝鮮及び拉致被害者の問題◎中高年の自殺の問題◎若者達の理由なきむごたらしい犯罪◎外国人犯罪の増加による治安の問題、さらに全く不可解だが◎小泉人気のことなどが挙げられるでしょう。 以上の問題解決の為の根本は゛主権゛意識と国防(自分の国は自分で守る)意識をまず政治家と官僚がしっかり持つことだと私は考えます。 戦後人権がさかんにいわれましたが、国家主権が守られずして人権はないのです。昨年の拉致被害者への死亡通知の伝達にさいしての福田官房長官の官僚的な冷たい態度が、大反感をかいました。 また、小泉首相が外務官僚のしいたレールに乗って北朝鮮へ行き、金正日に何の反論もせず、また日本国の主権をきちっと主張することなく、死亡通知に「頭の中が真っ白になった」といって帰国しました。(外務官僚は事前に8名死亡を知っていて小泉首相に知らせず) ある政治家曰く、小泉首相は「感情主義的で自己陶酔型スタイリスト」ということですが、福田、小泉両氏とも根底に国家主権、国益の意識が欠落している証拠です。 左翼以上に始末の悪い存在です。 私はあと3年4ヶ月の間に再度、政治家に挑戦することを腹に固めています。 小泉氏はさかんに改革を連呼しますが、私から見れば改革すべきことが全くわかっていないのです。アホに見えます。 日本の目指すべき方向は「主権の回復」「国防意識の定着」国民の支持のない匿名の権力たる「官僚支配」の打破、「国民の自立」などが日本の向かうべき地下水脈であると思うのです。 これらがなくして、いくら「教育改革」だ「構造改革」だとしゃべってみても小手先の手当てに過ぎません。 私は以上のような理念を腹において、政治に挑戦したいと考えています。 私の後援者、先輩、友人の中には国会議員になっても何も出来ないし、57歳という年齢から国政への挑戦は遅い。むしろ「首長」として今までの思いを生かしたらどうか、との話もしばしばいただきます。 ただ私は゛権不10年゛長々と政治の場にいようとは思っていません。この数年が日本の大転換期とみていますので、この数年国政の場で働いてみたいと思うのです。 今の政党の枠組みの中での出馬は、今回は不可能です。来年の参院選前後が政界再編の可能性があるとみています。再変の時、大転換の時がチャンスです。 以上の事情から今回の衆院選は見送り、来年一杯の流れをみて国政が場合によっては地域のリーダーとして改革の実践をしてゆくか決めていきたいと思います。(再来年は一宮、尾西、木曽川合併です) 今、社会、事業、法人の立ち上げをやっていて思うのですが、自然の流れに逆らわないことがとても重要なことだと思っています。「自然のながれ」の中で考えて行きたい。 本当に長い長いお付き合いに私の心中は誠に、誠に心苦しく、恐縮の気持ちで一杯です。どうぞあと2〜3年、ご後援を心よりお願い申し上げます。方向が決まらないのはなかなか悩ましく、いらだたしいものがあるのですが、あとしばらく(明年末あたりまで)辛抱して頑張ります。 重ねて皆々様のご理解とご支援をお願いしてご報告と致します。 敬具 森 治男 拝 通名(治央) 平成15年10月吉日 追伸 尚今回の衆院選では、私のかつての同志であり、石原都知事の盟友で、TVタックルでおなじみ大阪堺市から出馬する、西村慎吾代議士の応援に入ります。 日本の政界は官僚支配と利権構造にどっぷり浸かった自民党の時代は耐用年数が終わり、新たな党が出来るべきで、古い自民党にくっついている公明、保守新党はゴミのようなものです。(平和と清潔を唱えていた公明はどうしたのでしょう) 愛国の心で選挙に望みたいものです)。 |