2003年7月の近況報告

 拝啓 梅雨のうっとおしい日々が続きますが、如何お過ごしでしょうか。
 我が家の門先、庭のあちこちにアジサイがきれいに咲いています。私は紫色の花が好きなのです。雨の休日、庭を見ながらお酒を飲むことが、年に1回か2回ありますが、とてもいい気分です。雨も楽しみながら頑張りましょう。
 さて、いつものように6月の動きをご報告致します。6月は9日に定例政経文化セミナーを開催。久方ぶりに塚本元民社党委員長に講演をお願いしました。初めて塚本先生の話を聴いた方が多かったのですが、大変好評でした。全く衰えを感じさせない語り口でした。
国家の背景を感じさせない今の政治のリーダーに対する厳しい批判、今日の政党の中で一番左が自民党だとの指摘(中国、北朝鮮等に対する対し方をさす)にはなるほどと皆さんをうなずかせました。
(金丸元副総理夫人、田辺元社会党委員長夫人は北朝鮮人だとの事)
 10日、11日と一泊で社会福祉法人建設に関するセミナーがあり、びっしりと研修を受けてきました。更に12日には、定例の日本進路研究会の勉強会がありました。今回の講師は日本銀行甲府支店長でした。日銀と我々一般国民とのかかわり等について、詳しく話を聴きました。
 尚、7月の定例会の講師は、西京銀行頭取大橋光博氏です。志高く、ざっくばらんな方です。ご興味のある方は早急にご連絡下さい。尚、会合は東京で14日の夕方18時よりです。
 その他6月は、私の顧問をしている会の総会、稲門教育会の役員会、明春開院を目指すクリニックの打合せ等々がありました。
尚7月は、上に記した進路研究会の他12日〜13日と一泊でモラロジー瑞浪センターで開催される歴史に学ぶ会に、一宮事務所の皆さんと40名程で参加します。講師は大宰府高校の占部先生です。一度講演を聴いたことがあるのですが、なかなか素晴らしいお話です。
今日の日本があるのは、陰徳を積んできた多くの過去の日本人のお陰様である実例をいろいろ述べながらの話です。
更に7月は、中元シーズンですので、久方ぶりに日頃お世話になっている方々、あるいは組合組織へご挨拶に伺う予定です。皆様の所へも近々お尋ねいたしますのでよろしくお願い致します。
 今月も10冊以上の本を読んだのですが、本当に素晴らしい指導者は、常に民の側に立った政治、政治は誰の為にあるかをきちっと胸の中に入れてやっていたことを読書を通じて強く感じました。
 今回(6月)は高橋克彦著、炎立つ(陸奥の藤原三代とその前後の歴史を記したもの)5巻、三国史全2巻、名将に学ぶ、山田方谷、それに私の好きな内橋克人氏の「もう一つの日本は可能か」などを読んだのですが、転換期の日本を考える中で参考になるものでした。
 こういった人々の書を読んでいて強く感ずるのは、小泉首相と小泉をとりまく人々の体質に信頼が寄せれないということです。
 アメリカ経済の翻訳学者、規制改革の美名の下、その地位を利用した改革会議のメンバーが多いことに、小泉首相の体質というか゛うすっぺらさ゛を感ずるのです。
何度も言いますが、改革の基本は゛本来のあるべき姿にもどる゛ことだと思います。
原点を大切に政治、経済に取り組んで行きたいと思います。
 最後に訂正があります。先月の近況報告で「北朝鮮救う会の佐藤会長」は「北朝鮮拉致被害者を救う会の佐藤会長」の誤りでした。尚、毎年私の会で講演してもらっている若宮氏が、金泳三元大統領と元北朝鮮の黄書記と横田さん夫妻等を引き合わせ会見している写真が新聞に出ていました。若宮氏は金泳三元大統領と親しくしているとの事で、昨年早稲田大学へも特別講師として連れて来たりしています。
愈々7月本格的な夏です。お身体大切にお元気でお過ごし下さい。
ご支援を感謝致します。                                        敬具
                                                 森 治男  拝
    平成15年7月5日