2003年4月の近況報告

 拝啓 長い冬でしたが、4月の声を聞くと同時に、我が家の近くの神社の桜が急に花を咲かせています。恒例の花粉症も段々に軽くなってきました。
皆様にはお変りなく、お元気でいらっしゃいましょうか。
 3月は、12日から20日まで中国へ環境問題をテーマに、旅行して来ました。
12日、上海に一泊、上海から重慶へ飛び、夜重慶市政府の環境担当者から話しを聞き、質疑、14日から船で三峡下りの旅、船中で中国社会科学院日本研究所の催教授から対日政策についての勉強会。さらに三国史に登場する鬼城、赤壁などを見学。武漢に一泊、武漢大学の教授から環境問題と中国をテーマに勉強会。そして18日夜上海に飛び、上海復亘大学副学長及び学生10数名との交流夕食会というスケジュールでした。
19日は日本、中国で10数ヶ所展開されている、歯科医院の見学会及び、そこの総経理との会食会で全日程を終らしました。
上海にもう一泊して20日夕方名古屋に戻りました。
 私にとって20年ぶりの中国旅行でしたが、上海などの沿海部は大変な変化でした。ただ貧富の差は物凄いものがあり、世界の工場といわれている今日の中国だけに、空気がどこへ行っても本当に汚れています。
 金儲け一本の中国人の動きは異常です。共産体制でしっかり押さえられている中国ですが、いつまでこの体制がもつのでしょう。
環境面からいっても中国の将来は、決して明るいとは思いません。
民族間の問題(漢民族、モンゴル、チベット回教等々)これから何年かかけて毎年一回、中国旅行をしながら、しっかりその行く末を見つめて行きたいと思っています。
 中国ときちっと付き合って行く為にも、日本は環境、その他様々な場面でしっかり頑張って行くことが重要であると痛切に感じた次第です。
歴史が古く、人口の多い中国、なかなか付き合いにくい中国人と対等に付き合う為には日本の特意な所を大いに伸ばしてゆくことが大切だと思う次第です。
 中国にかかわりなくとも、世界に売れる物を沢山持つことが、日本人が生き残れる唯一の道です。
 その他3月は、9日・10日と教育問題についての勉強会、11日夜金融担当副大臣を講師としての進路研究会、とあわただしい日が続きました。
 又7月から本年も訪問介護員2級の講習会を開催する予定で、その為の書類を4月初めに県へ提出して来ましたし、会社を1つおこす為の手続きと、誠に多忙な日々が続きます。
 進路研究会は、4月は中田横浜市長が講師ですが、政治家の話しは何となく頼りないという感じがします。政治家は若ければ良いというものではなく、色々な社会経験、実務、修羅場をくぐった人がなるべきと最近益々感ずる次第です。
そういった意味で大いに頑張りたいと思います。
 4月は又、4日から県議選、名古屋市議選、続いて市町村議選が始まります。
私の所へも何人もの人が応援要請に来ていますが、県議選については動かないつもりでいます。市議選は数人応援するつもりでいます。場合によってはお願いに伺うかもしれません。
この世界は貸し借りの世界ですので。
 いい季節で心も明るくなってきます。共に頑張って皆様と共にいい社会、いい人生を創ってまいりたいと思います。
あと3年半の間にチャンスをつかみ挑戦してまいりたいと存じます。お元気でどうぞ。                                                              敬具

                                                 森 治男  拝
    平成15年4月4日