パリダカ合宿

 8月7〜8日伊豆の四駆専用コース「モビリティーパーク」でチーム ドリーム・チャレンジャーの選手、スタッフが集合。2日にわたって四駆の基礎から限界まで特訓を行った。

 東京・横浜・名古屋・大阪から約20人が集合。

 使用した車は和田、寺田それぞれのジムニーSJ30(2スト)2台と、稲垣選手のサーフ、モビリティのテラノ2台。

member

7日午前

 選手チームとスタッフチームに分かれまずは始めて乗る車も多いので感じをつかむために簡単なコースをまわる。

 四駆雑誌「Let‘s GO 4WD」の取材でいつも走っている寺田選手の指導のもとコースの感じをつかむ。

7日午後

 それぞれ上級コースにチャレンジ。ヒルクライム、モーグル、ロックなど。

 いきなりレンタルのテラノを車を横転させたり、フロントから地面に突き刺したり、かなりハードなというより無謀なチャレンジが続出。それだけパリダカへの熱い思いがこみ上げてきているのか。

terano

yoru 7日夜

 練習後、まずは砂まみれになった体を洗い流そうと温泉に向かう。
 車4台で出発。しかし途中の渋滞などでバラバラになり、しかも携帯電話がつながらない地域でもう姿が見えない。温泉名だけは知っていたが、その場所も地理もわからない。しかし伊豆で迷っていたらサハラ砂漠は走れないということであらゆる手段で目的地を探し当て、通常30分もかからない距離を1時間かかって到着。しかも4台ともほとんど同時。
 これで完走できると全員確信した温泉ツアーであった。
その後はステーキの食べ放題で腹ごしらえし、本日の合宿所に向かう。

 疲れた体を待っていたのは何百人ものスポンサーへのチラシ送付の宛名書き。それもみんなの協力で終わらせ、後はパリダカへの思いを語り合い、徐々に眠りについていく。

8日午前

 コースは一通り走ったので、今日はコースの裏に数キロにわったてのびる林間コースへチャレンジ。
 林間コースはアップダウンもきつく、しかもUターンは不可能な道幅。スターとしたら完走するしかない始めてではドキドキのコース。
 特に非力なジムニーではアクセルワークをうまくしないと登り切れない。と思っていたら、那須選手途中でストップ、ここからのバックがまた急で難しいがなんと横転。近くにいた仲間で起こし、ゆっくりバック、の予定がいきなり下がっていき更に横転!
 和田選手のジムニーは左半分ガラスは割れ、全体的に5cmほど車幅が狭くなった。
 みんなの力で何とか走れる状態にしてピットイン。しかしさすがジムニー、外見はひどいが走りに問題なし。結局和田選手は、このジムニーで名古屋まで高速で帰り、まわりの注目を浴びたが、無事完走した。

jim1

hima 8日午後

 当日、たまたまイギリスのBBC放送が日本のモータースポーツ事情の取材ということでモビリティを訪た。そして我がチームのことをきくととてもエキサイトして、ぜひ取材させてくれと申し込まれた。
 そこで各選手がコースを走り、その様子をカメラ数台で撮影し、特に小型CCDカメラでタイヤの動きや選手の運転する様子などきめ細かい撮影を行う。
 最後に英語の話せる秘馬くんがインタビューに答え、チームの紹介をした。
 この様子は世界50カ国に流れ、日本でもケーブルテレビ等で放映予定。

 世界的なチームになってきたぞ!

 最後に過酷な練習につきあってくれた車に感謝しながら洗車をし、それぞれ解散。

 こんな毎日が2週間砂漠で続くのかと思うと大変というよりもワクワクする2日間であった。