20002年5月の近況報告
拝啓 若葉の緑、日増しに色まさり、誠にすがすがしい、いい季節となりましたが皆様には如何お過ごしでいらしゃいましょうか。 これといった行事のなかった4月でしたが、学校の入学式、息子の高校のPTAの役員会会合、町内会の役員会、旅などに時間だけは過ぎて行きました。 又25日、早大雄弁会時代の一番親しかった後輩が2度目のガンの手術ということで、プレジデントの編集長をしている1年後輩から電話が入り、一緒に食事をしませんかという誘いがあり上京、入院前の一時、夜遅くまで赤坂で会食しました。私は一昨年、心友をくも膜下出血で亡くしており、本当に淋しいおもいをしておりましただけに、是非手術の成功を祈っておるのですが、皆様もお気をつけ下さい。 50代というのはいまや「ヤク年」の感があります。(昔より10年ヤクが遅くなったのでしょう。平均寿命が延びたので) 又久方ぶりに旧民社党委員長であった塚本先生にお会いしました。 先生は時々講演に出掛けたり、かつての支援者と時々会ったり、新聞雑誌の原稿を書いたり、月1回は東京で加藤寛先生をはじめとする学者達との勉強会を開いたり、と悠々自適の毎日という印象でした。 私が年5〜6回開いている定例セミナーの講師をお願いしました。久方ぶりで塚本先生の名調子を楽しみにしていただきたく思います。予定は秋です。尚、秋には河村たかし衆院議員にも講演を予定しておりますので、是非セミナーにご出席下さい。 さて、このところの新聞各紙は景気が底を打った。これから明年にかけて上昇するのでは、といった記事が出ています。本当にそうなのか。はなはだ疑問に思っています。まして、政財界における構造改革が進まず、国民の意識改革全く出来ていない。中途半端なままで経済が良くなるのでしょうか。 日本は、中曽根内閣時の前川日銀総裁による前川リポートに沿ってアメリカの強い指導により、内需拡大の約束をさせられ、週休2日制、賃金の高騰、地価の高騰、リゾート開発(ゴルフ場など)などにばく進してきました。そしてアメリカのたくらみの下、金融ビック・バングローバル化を押し付けられ、経済の世界的自由化の中、給与の差、日本と中国アジアでは大変な差(30〜40倍)があり、そのことで日本の空洞化が進み、土地の値は下がりました。 工場がなくなり、社宅、事務所が必要なくなれば必然のことです。 安いものが日本の指導で作られ、どんどん日本に入ってくる。一層の工場移転が進み、日本が失業する。この流れをくいとめる手段は政治の力によっていろいろあります。 ヨーロッパが行っている総合規制をはじめ、安い労働力を法的にきちっとして年数をかぎって日本に入れる等々。更に環境経済が日本を救い、再生させると確信しています。 一刻も早い政界の再編(自民党をなくす)により、強い政治の指導力による改革が急務だと思っています。そろそろ、その動きが来年にかけ出てくるのではないか。そして明後年の衆参ダブル選挙が恐らく日本改革の元年になるのではないかと思っています。 先日東京の易学の先生を紹介されました。その先生曰く、私の活躍できる年数はあと10年、といわれ意を強くしているところです。 政治家として斗うのは60までと思っていますが、夢を持って頑張りたいと念願しています。 尚5月は26、27日と宝塚歌劇を観劇に行きます。宿泊はEXIV鳴門です。あと4席空いています。是非ご参加ください。(女性が殆どでバスで出掛けます。男5名です)又先回もご紹介しました7月5日夜の政経文化セミナー、6日の環境セミナーの参加お願いをチケットが出来次第しなければなりません。1000枚が目標です。皆様のところへもいづれ中元のご挨拶を兼ねお伺い致したく思っております。よろしくお願い致します。 変わりませぬご後援を心よりお願い致します。お元気でお過ごし下さい。 敬具 森 治男 拝 平成14年5月8日 |