2001年9月の近況報告
拝啓 9月に入ると共に朝夕めっきり秋の気配となってまいりました。どうぞ皆様夏バテなどなさらないよう、お気を付けくださいませ。 さて、本当に暑い8月でしたが、環境問題の深刻さを一段と感じています。私の家の畑120坪のおもりも暑さで草が延びに延び、大変でした。農家は老齢化の一途、食糧問題も深刻になってくるでしょう。(高温化) いずれにしても暑い8月、例年のように旧盆を家で過ごし、ご先祖様を迎え、3日間朝、昼、夜と食事を出し、お経を唱えていました。 そして、いろいろな研修で遠方へ出掛けました。 関係する学校の研修で台風の中、賢島へ。更に田原総一郎氏を囲んでの勉強会で東京へ、最後は私の後援団体の一つ、定例政経文化セミナ−で千葉県の房総半島へ国際ジャ−ナリスト・若宮清氏の各界の様々の裏事情を聴きながらバス旅行に行って来ました。 とりわけ、田原さんにはいろいろ質問をしてきました。1、2点だけご紹介します。 質問は小泉首相で果たして改革は出来るのか。石原都知事登板の可能性は。日本のバカなマスコミ、学者は何とかならないか。それに、アメリカにいいようにやられている日本、これももう少しピシッならないものか。などなど色々聴いてみました。 田原さんの答えは要約して次のようなものでした。 小泉さんにはもう上はないから思い切った改革をやると思う。出来なければ自民党を出ることだってあるとのこと。田中外相は論評に価しないとバッサリでした。 石原さんは小泉首相の誕生でガックリきているでしょうとのこと。小泉さんは頑張るだろうから、なかなか登場(総理として)難しいのではとのこと。更にまさしくマスコミ、学者は世界の中で最も物がわっかていない集団とのことでしたが、どうすればいいかについては、明確な答えはありませんでした。 最後にアメリカとの関係では、私と全く同感で、政府は銀行の自己資本比率8%なんで全く認める必要はなく、ドイツが4%でいこうといったのをのんでのればよかった。本当に政府はバカなんだから、ということでしたが、そんなことは私でもわかるんで、そこから先どうすべきかの論評はありませんでした。 銀行がおさえられることはその下にある。色々な企業に大きな影響を与えるわけで、Bis規制の問題は日本にとって本当に大問題だと思うわけです。 いずれにしても9月の経済状況、9月3日の特殊法人改革等で今後の行方がある程度見えてくると思われます。構造改革とは政府が民間の邪魔しない、ダメな企業はつぶす自由だと思います。 更にアメリカ向けの思考パタ−ンを変えることだと思います。ルネッサンスです。マスコミの客観報道主義、自分の意見をきちっと出さないダラクも教育の問題も全て戦後のマッカ−サ−の日本弱体化政策に基はある。ここからの精神的自立が重要だと考えています。 9月は17日の夜にマリエ−ルにて小泉総理と30年来の交友があり、松永安左ェ門さんの下で若いとき(慶応卒業後)鍛えられたという今一番売れっ子の政治評論家・浅川博忠氏に政経文化セミナ−(夏期)の講師をつとめていただきます。 今までは定例経営セミナ−といっていましたが、政治、経済、文化は一体であり経営というと狭い範囲になってしまうから名前を変えようとの提案があり、今後は政経文化セミナ−と呼びます。 11月には4年目に入る定例セミナ−を開催します。マスコミに載らないマスコミの話、経済の話というテ−マです。内容としては@ドットコム企業の死屍累々の理由A裕福の構造:貧乏人と金持ちはどう異なるか。など。 講師は伊勢新聞社オ−ナ−(明治10年創刊で毎日新聞について古い新聞社)で裕福層対象にした隔週刊「エル・リコ」発行人でもある小林千三氏です。 私も2回お話を伺いましたが、大変面白かったです。またご案内致します。これからも人脈を拡げ、あと数年頑張ります。是非、ご支援下さい。 敬具 森 治男 拝 平成13年9月6日 |