2001年6月の近況報告

6月の近況報告

拝啓  梅雨近しの感ある今日この頃ですが、皆様には如何お過ごしでいらっしゃいましょうか。
さて、小泉内閣は成立1ヶ月を経て相変わらず高い国民の支持率です。
1993年以来日本の政治は、新党の旗揚げで、政権をめぐる斗いが続いてきましたが、政治の中味は変わりませんでした。
 そんな中、小泉内閣になって初めて風向きが変化してきたかなというふうに感じています。
今までの政治は、国民に支持基盤を持たない行政(行政党?)が議席なしで国会を動かしていました。その行政党と小泉内閣は毅然と対しているようにみえるからです。
 役人中心の統治構造を破壊し、国民の側にたった政治が、本当に確立されればと望むのですが、参院選までは静かにしている自民党。それに心中穏やかならない気分で見ている民主党など野党。
 小泉首相は徹底して国民の側に立って60%を越す支持率を続けられるなら、本当に政治は変わるかもしれません。(黙って自民党守旧派がついてゆくなら)
ただ私は、いずれこの構図は崩れる日が来るのではないだろうかと思っています。
 5月に石原都知事を総理にする会の発会が、年末からのスケジュ−ルにあったのですが、小泉内閣の登場と人気で、当分中止となりました。
また当分待ちが続くわけで、私にとって、なかなか悩ましい日々が続きます。
(参院選では、愛知の石原慎太郎を総理にする会の事務局をといわれていました)
 5月連休明けの9日、10日と上京しました。
石原勉強会の事務局長と会い、更に徳州会病院の徳田理事長と2人で2時間以上理事長室で政局等について話をしました。
徳田代議士は一人でしゃべり続けました。全くタフな人です。日本に140の病院を経営し、海外、特に発展途上国に病院建設を進め、フジモリ前大統領の面倒をみるなど、怪物です。石原知事の面倒もかなり見ているようです。
更に29日、一泊で上京しました。
 29日は主に、斉藤精一郎立教大教授、田中秀征元経企庁長官の勉強会出席のためです。
不況の中の10年から、そろそろセ−フティ−ネットをはって強行着陸すべき時、資本主義を2〜3年停止して、日本の再建をすべし、との話がありました。
30日には錦織淳氏と30分程会って、一宮へ帰ってきました。
 錦織氏は、参院全国区に民主党より出馬することになったのですが、私は前から反対していました。
9人も労組出身者がいる中で、当選は厳しいと思ったからです。でもそれだからこそ、一般出身の自分が頑張るというわけです。6月には中坊公平さんと又共著を出すとのこと。
出馬を決定した以上、私としては、少しは応援をして変わらぬ友情をと考えています。その折は応援してやって下さい。お声をかけさせてもらいます。
 又6月は、定例セミナ−の会員の皆さんと一泊で、持ち出しセミナ−をと思っていましたが、なかなか都合がつかず、8月25日(土)・26日(日)に延期となりました。女性の皆さんを中心に宝塚歌劇を観に行きたい、とも思っています。6月は下旬ないし7月早々に定例の経営セミナ−を開催する予定でいます。
一泊旅行の講師は、友人で国際ジャ−ナリストの若宮清氏です。今後とも有名なドクタ−・経営者と様々な講師を招いて、セミナ−を開きます。
 夏期経営セミナ−は、皆様の要望もあり、政治関係ということで、小泉総理のブレ−ンの方に講演をお願いする予定です。(内々にいい返事をもらっています)どうぞその節は是非ご参加下さい。
 これからうっとうしい梅雨の季節。お身体に十分気をつけ、休養をとりつつ頑張ってください。私も夢を持ってあと数年の50代を頑張ります。どうぞ変わらぬご友情をお願い申し上げます。
                                                   敬具

                                             森 治男  拝

平成13年6月7日