2001年 5月の近況報告

5月の近況報告

拝啓 まことに過ごしやすい、そして新緑があざやかなとてもいい季節となりましたが、皆様には如何お過ごしでいらっしゃいましょうか。
 4月はなんといっても小泉首相誕生のニュースが最大のものと存じます。
小泉さんには時代の要請を全身で感じとり、骨太の、本筋の改革と展望を示して欲しいものです。
 都議選、参院選を6月・7月に迎え、今までの候補を何の選別もせず、ただ応援するという今までと同様の有様は控えるべきと思います。でなければ、結局単なる自民党の延命になるだけだからです。
 又小泉首相の口からは憲法問題等今やらなくてもいい政治課題として口の端に出ています。もうアドバル−ンをあげるのはやめにして、政治と行政の改革断行による政治の信頼回復に一意専心努めてもらいたいものです。
この辺りをじっくり見つめて、小泉政権を評価したいと思っています。
 かって平成8年の後援会総会に、一宮・江南と小泉さんにゲストとして、無理して来ていただいたことがあります。(このことで当時の森幹事長と私の間で若干気まずいム−ドになったことがありました)
その時、小泉さんは「同じ派閥の森さんだから来た。他派閥の人の所へは行かない」といっていました。この辺りの意識がどう変化しているのかも注目です。
基本的に自民党という耐用年数が終わった。様々の業界、団体とのしがらみの多すぎる党を基盤にしていては恐らく基本的な構造改革は小泉首相といえども、出来ないというのが私の考え方です。
 民主党にしても郵政民営化について、自民党の機先を制して方針決定をという声に対し、支持労組の反対を考慮し、躊躇という記事が出ていました。
いずれにしても、政界の再編しか日本の改革、前進は難しいと私は思っています。
 石原都知事を支持する会の発会が5月に予定されていたのですが、5分5分のようです。小泉首相の登場でしばらく延びるかなと想っています。
 連休明けに石原知事を囲む勉強会の事務局と東京でお会いすることになっていますので、又ご報告出来る点はご報告致します。
 さて、4月はこれと言った報告もありませんが、4月1日環境団体CNN一宮のメンバ−で花見を、そして8〜
10日と息子の高校入学式で北海道余市へ行ってきました。牧師さんの宗教主任の話に家内は涙々でした。
その後校長、21才の生徒会長の歓迎の辞、牧師の息子の新入生代表の話、学年主任の女性の先生、担任と素晴らしい人々に恵まれたいいム−ドの学校、感動的な慈悲心にあふれた入学式でした。
 私の講師としての講義も始まりました。
オンブズマン愛知では財政部会長を担当することとなりました。目に見える実績をと思っています。(早く政治の場で活躍したいものです)
 ゴ−ルデンウィ−クは久方ぶりに家族5人揃いましたが、金欠につき食事に1度出掛けただけであとは本を読んでいました。
 本は「タ−ニング・ポイント」カプラ作(工作舎刊)で5年前に買ってあった本で科学と経済、社会、心と身体、をデカルト・ニュ−トンの時代から今日、そして将来へ向かう新たな文明の方向を示したものですが、難しい言葉の連続に苦労しましたが、読了しました。更に今決断の人、高杉晋作を読んでいます。
 5月は色々な会が続き、更に東京行きがあります。焦りつつも勉強をし、回りの人々に自分の考えを伝える努力をしながら時を待ちたいと思います。50代はあと5年ですが、夢のあることは有難いことです。
 今年に入って当会への参加者が2名増えましたが、2名の方が脱会となりました。今会員の方は10年単位のおつきあいの方ばかりです。会社経営が全く苦境におちいっておられることのようです。是非乗り切っていただきたく心より祈念致すところです。お互いにがんばりましょう。

                                                敬具

                                             森 治男  拝

平成13年5月7日