2000年7月の近況報告

拝啓

7月に入り大変な酷暑が続きます。梅雨は明けたのでしょうか。

皆様には如何お過ごしでいらっしゃいましょうか。

さて、私は6月の近況報告で書きましたように、正味約1ヶ月半、島根県は出雲へ選挙の応援に入っておりました。結果はご承知のように竹下元首相の弟に惨敗致しました。

政治家としての識見、度胸は今時少ない人と思ったのですが、選挙は別。選挙をやる身としては大変勉強になった面と、ますます選挙がわからなくなった面とがあります。

選挙も会社の経営も、どう人を動かすか、という点では同じだと思います。候補者だけをやっていると上から人を見て、あいつは動きが悪い、あの組織の動きはいいとかいう悪い面はよく目に付くのですが、本当に下の方で動いていてくれる人の事がわかっていなかった事がよくわかりました。つまり「かごに乗る人」「かつぐ人」「その又わらじを作る人」、このわらじを作る人の姿が、人の選挙をやらせてもらってわかったような気がします。そして一人の力はしれている。多くの人を動かすのはちょっとした一言の気配りだということも。
錦織事務所で仕事をしながら「金帰火来」で一宮を中心とする地域で、選挙運動をするという当初の目的ははずれ、今後どうするか考え、来週上京。いろいろな先輩、友人に相談に行ってきます。

10区も江崎氏が落選、森治男が次当選する道はどれか、かなりはっきりしてきたと思います。江崎氏復活はない、が新聞記者達の見方です。

明年夏には都市新党が、石原知事を中心に動いています。小沢、徳田氏等も時々会っているようです。

地元では市長選も選択の一つと言われています。近々、参院選の対応をめぐり、相談の会もあり、私自身これにどうかかわっていくか。次の衆院選までおそらく4年(参院とのダブル)自民党には早く選挙をする活力がなくなった。

私自身の次への目標はかなり絞りやすくなったと思います。

この3年8ヶ月、たえず自分との斗いで、なかなか自信が回復せず苦しい日々でしたが、錦織選挙を通じ、完全に自信回復、元気になりました。問題は次までどう資金的につないでゆくかです。事務所も閉めないで頑張っていきたいと、いろいろ真剣に努力してみます。どうぞ、会員各位におかれましては、経済状況厳しい折り誠に恐縮に存じますがもうしばらくご後援いただきたく心よりお願い申し上げます。民社時代から一緒だった女性が61歳で初当選しました。当時からの仲間で私一人だけ当選出来ずにいます。重ねてのご支援を心よりお願い申し上げます。

敬具

森 治男拝