2000年6月の近況報告

いよいよ衆院選挙が始まります。今回の私の出馬について、すでに24日の新聞に出ましたのでご承知かと存じますが、次回へかけて見送りを表明、後援会はそのまま維持することとなりました。
各会員の皆様には事前にお訪ねし、内々に方向をお話しして参りました。
長い長い斗いを振り返り、誠に無念のきわみでありますが、これから一段と幅広い人間関係と自信を取り戻してまいりたいと思っています。
錦織氏を見ていて思うのは、強い正義感と自信、選挙民を信じる強い姿勢です。
自分との斗いに勝ち、54歳、ラスト・ワン・チャンスにかけたいと思います。
しばらく錦織事務所で勉強しながら有力者をあてにするのではなく、先ず龍となって動きます。
皆様には今日まで、何のご恩返しも出来なくて、誠に心苦しい限りです。
誠に恐縮でありますが、あと3年前後、是非ご後援下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
選挙が終わって、6月28日頃出雲から帰ってきます。一段落しましたら必ず一度お伺いさせていただきます。
一層幅広さを身につけて参りたいと存じます。
重ねて皆々様のご後援をお願いし、皆様のご発展を心よりお祈り致しております。
                                      

敬具

森 治男拝

ご 挨 拶

拝啓 6月に入り暑い毎日の続くこの頃ですが、皆々様にはお元気でいらっしゃいましょうか。
さて、いよいよ衆院の総選挙が間もなく行われることになりましたが、そのことについて森治男の立場についてご報告を致します。
私は、一昨年の11月、後援会の主だった方々とご相談を致し、次の衆院選へ向けて立ち上がることをご了解いただき、昨年1月出版パーティーを行いました。
昨年の春以降、中坊公平氏を代表とする、中坊新党が、5名の民主党代議士を離党させ、自民党の梶山静六氏なども巻き込み極秘のうちに立党へ向けてかなり進んでおりましたので、私は当分無所属のままで準備を進めておりました。
しかし、管氏の失言で昨年夏の動きは挫折しました。つきがないなとの思いでいっぱいでした。その後、鳩山さんなどとも話をしたり、石原都知事の新党ぶくみの動きもありましたが、小渕前総理の突然の病気退陣で政界再編へ向けた様々な中央での動きは止まり、6月の総選挙後へ舞台が移ることとなりました。
石原新党も明年夏を目途にたちあげということになったようであります。
自民党から他の選挙区での話や自民党での話もありましたが、今日の状況の中では現実的でないと考えておりました。
まして、現在の日本の状況を見ると、自民党幕府の崩壊から新しい政治が始まると思っています。
これは俺が作った法律だ。これは俺が育てた業界だと言って、しがらみを断ち切れない、しかも政治権力を守りしがみついているだけの今の自民党では、前向きに日本の政治経済の構造を改革する事は不可能であるというのが1年8ヶ月自民党にいた率直な私の感想です。
こんな状況の中で昨年12月以来極めて悩ましい毎日を過ごしておりました。所属する政党、基盤がないのは誠につらいものであります。まさに自分との斗いの日々でありました。
去る、5月22日夜主だった支援者の皆様にお集まりいただき、今後についてご相談をさせていただきましたところ、新聞で発表されましたように、後援会は解散せず、今回は出馬を見送り、次回のラスト・ワン・チャンスにかけることとなりました。54歳ですから。
そこでとりあえず、当分の間どうするかですが、自分の将来も、政界の人物もよく検討し、今回は島根県出雲で竹下氏と斗う錦織淳氏の応援に入ることに決めました。自分を生かすには、これがいいと決断しました。
錦織氏は、竹下元首相を倒すことが今、日本人の思考を麻痺させている魔法を解くことになるとの信念で出雲で斗って来ました。
水俣事件で弁護団として、熱心に取り組み、不良債権回収などで、ヤクザと斗い、中坊公平氏を世に送り出し、40歳で東京弁護士会副会長、総理特別補佐に就任するなど、なかなかの熱血漢で、必ず次の政界のリーダーになる人だと思っています。
この人を是非当選させられるよう微力を尽くし、成就の後は、毎週東京と一宮を往復しながら、あと3〜4年頑張るつもりです。早速出雲に単身赴任で出向き、マスコミ対策、街頭演説等をまかせられ、その他、広報・企画も担当。錦織流選
挙を学んでいます。田原総一郎、佐高信、石川好氏等々広い交友関係の中、私もまた一段と幅広い人間関係が出来そうです。
先日ご参集いただいた後援者の方々、殆どが10年〜15年の支援者ばかりでした。気高さを感じた次第です。(皆さんに)
先日も新聞記者と10区の選挙の話で取材をされましたが、お互い共通した感想は、次元の低い選挙だということでした。(政策、政治家になる為、最も重要な動機、目的なしということ)
あわただしい毎日ですが、またゆっくりお話をしたいと思います。明年春を目途に自分の方向をまとめ、旗を掲げ、有力者をあてにせず、一人からの斗い(自分に克って)をすすめたいと思っています。長い長い皆様のご支援に心から御礼申し上げますと共にあと少しご後援を切にお願い申し上げます。
経済、教育と大変な時、沈まないよう懸命に頑張っていこうではありませんか。一段落しましたらまたゆっくりお目にかかりたく存じます。それまでどうぞお元気でお過ごし下さい。

敬具

森  治男拝

支援者の皆様へ

平成12年6月吉日

追伸

13日より衆院選が始まりました。さて、民主党の鳩山党首の全国へ向けての遊説の第一声が出雲から始まりました。普通党首の第一声は東京からですが。
鳩山さん、錦織さん、私の3人で街宣カーの上から全国へ向けての発信をしました。石原都知事の勉強会にお誘いもあり、秘かな斗志を燃やしています。6月末一宮へ戻ります。是非、ゆっくりお会いしたいと存じます。
こちらはホタルがとてもきれいです。